第283回 北京・紅燈幻影 《朱茅胡同》その3 ―吉祥結、胡同のアニマルズなど―
おそらく住民の皆さんに可愛がられているのでしょう。初対面のわたしに何の警戒心ももたずに近づいてきて、苦労したけどやっとのことで写真を撮らせてくれたニャンコ。 写真を撮り終わり、 「また遊びに来るね」 と挨拶しながら、立ち上がってズボンの尻についた土ぼこりを払っていると、 たまたまでしょう、ニャンコ... 続きをみる
岩本公夫「中国の門墩」のブログ記事
岩本公夫「中国の門墩」(ムラゴンブログ全体)第283回 北京・紅燈幻影 《朱茅胡同》その3 ―吉祥結、胡同のアニマルズなど―
おそらく住民の皆さんに可愛がられているのでしょう。初対面のわたしに何の警戒心ももたずに近づいてきて、苦労したけどやっとのことで写真を撮らせてくれたニャンコ。 写真を撮り終わり、 「また遊びに来るね」 と挨拶しながら、立ち上がってズボンの尻についた土ぼこりを払っていると、 たまたまでしょう、ニャンコ... 続きをみる
第282回 北京・紅燈幻影 《朱茅胡同》その2 ―国色天香、暗八仙、厚徳仁壽など―
聚寶茶室と刻まれた朱茅胡同9号院 昔、妓楼だった9号院をうしろ髪をひかれるようにあとにして、まずは南方向正面の風景をカメラに収め、その後朱茅胡同10号院の玄関前に移動。 朱茅胡同10号院の玄関。 玄関の上に、なんと、牡丹の花、そして蝶。 お題は「国色天香(こくしょくてんこう)」。 この四字は牡丹の... 続きをみる
第281回 北京・紅燈幻影 《朱茅胡同》その1 ―龍生九子、妓院名など―
朱茅胡同(ZhumaoHutong/ジュマオフートン) おじゃましたのは、2022年9月下旬のことてした。 当日は、大柵欄西街沿いの北出入り口からのスタート。 道路一部舗装中。 ここ数年の北京(中国)はインフラ整備に注力している感じでしょうか・・・。 名称の移り変わりについて書き出してみました。 ... 続きをみる
小報房胡同(XiaobaofangHutong/シアオバオファンフートン) 清代の乾隆15年(1750)頃に描かれたといわれる北京城の地図――乾隆京城全図を見ると、 当時は「報房胡同」と呼ばれ、その後、頭に「小」がつき「小報房胡同」(たとえば清末・朱一新編纂の『京師坊巷志稿』)となり、その名称が現... 続きをみる
第271回 胡同回憶・蘇州胡同(その5) 附・終戦期の北京一景
いよいよ蘇州胡同も残りわずか。 今回もいろいろなお宝に出会えますように・・・。 こちらは蘇州胡同52号 東隣に移動すると、看板が玄関内に置かれているのか妙に気になってしまった謎の「旅館」。これでは通りから見えづらいんじゃない? その名称のあまりのシンプルさも気になってしかたがない「旅館」という看板... 続きをみる
可愛らしいバイクを後にさらに進みます。 こちらは韓家胡同50号院。 今回、どうしても内部を拝見したいお宅が数軒ありました。そのうちの一軒が、次の写真の韓家胡同31号院。 なぜかなかなか拝見する機会が得られなかったのですが、今回幸いにも住民の方にたまたまお会いすることができ、許可を得て内部を見学する... 続きをみる