第306回 北京・紅燈幻影 《蔡家胡同》その2 ―国営蔡家旅館や金昌堂醫院など―
ニャンコとのわかれを惜しみつつ、さらに東方向に進みます。 ほんの少し進むと、蔡家胡同の31号。 玄関脇にこんな箱が設置されていました。 寵物拾便紙・寵物拾便袋 ペット用のトイレットペーパー・ペット用のゴミ袋 遵守社会公徳・依法文明養犬 随取随用・感謝大家投放紙張 寵物便便 及時清理 ペットの便はそ... 続きをみる
第306回 北京・紅燈幻影 《蔡家胡同》その2 ―国営蔡家旅館や金昌堂醫院など―
ニャンコとのわかれを惜しみつつ、さらに東方向に進みます。 ほんの少し進むと、蔡家胡同の31号。 玄関脇にこんな箱が設置されていました。 寵物拾便紙・寵物拾便袋 ペット用のトイレットペーパー・ペット用のゴミ袋 遵守社会公徳・依法文明養犬 随取随用・感謝大家投放紙張 寵物便便 及時清理 ペットの便はそ... 続きをみる
3月に入り、気温もやや上昇、啓蟄も近づき、ジッとしていられなくなった。 なぜか山が見たい。その麓には小さな村があって、小さな川が流れていて、しかも、その川には可愛らしい石橋がかかっている。そんな場所がいい。 2023年の3月5日。万里の長城の一つ、司馬台長城脚下、密雲区古北口古北水鎮にふわふわっと... 続きをみる
第305回 北京・紅燈幻影 《蔡家胡同》その1―三等妓院(下処)十三軒なり―
今回は蔡家胡同(Caijia Hutong/ツァイジア フートン)におじゃましました。 歩いたのは前回と同じく昨年の2023年の11月20日。 スタートは、煤市街(メイシージエ)沿いにある西出入り口からでした。 写真を撮っていると、なんと、足元に嬉しいお友だちがやってきましたよ。 飼い主さん曰く、... 続きをみる
第304回 北京・紅燈幻影 《博興胡同》その2 ―同善という民間自衛組織があった―
久しぶりの胡同歩きで心地よい緊張感を道連れに歩き始めた博興胡同もあと少しで終点。 下の写真、向かって右に見える玄関は博興胡同13号。 13号院からほんの少し西方向へ行ったところにある二階建ての家。 この二層の建物、昔はいったい何だったの? そんな疑問が一瞬頭の中をよぎったのですが、それはさておき、... 続きをみる
第295回 北京・霞公府街(増補版) ―附・昔あった日本企業や店舗など―
お知らせ 当記事中の「支那語同学会」についての情報を追加しました。(2023年6月3日) 霞公府街(Xiagonfu jie/シアゴンフジエ) 東京でいえば銀座通りの横町、と言ったところでしょうか。 今回は東長安街沿いにある北京飯店の裏、王府井大街(ワンフージンダージエ)沿いにある霞公府街(Xia... 続きをみる
第291回 北京・紅燈幻影 《王皮胡同》その4 ―再び、南班と北班、それぞれの妓女たち― 附・ちょいと大柵欄
「我看着 你呢 !」 あなたを見てるよー! 女の子のイラストを見つけた。 場面によって色々な意味をになうフレーズですが、女の子のイラストが貼られていたのは、こちら、王皮胡同39号院。 店舗のようですが、当日はシャッターが下りていました。 わたしも思わずつたない中国語で「我也看着 你呢 !(わたし... 続きをみる
第303回 北京・紅燈幻影 《博興胡同》その1 ―只今妄想増殖中! ここって三等妓楼だったのか―
博興胡同(Boxing Hutong/ボーシンフートン) 北京の繁華街・大柵欄にある博興胡同に行ってきました。 久しぶりの胡同散策ということで、ちょっと緊張している楽しい自分がいました。 胡同を歩いたのは2023年11月20日。 博興胡同と刻まれた牌楼がまぶしい。 当日は牌楼のある,煤市街(メイシ... 続きをみる
第300回 北京・錫拉胡同(前)―王懿栄・袁世凱・西太后・何思源など―
錫拉胡同(Xila Hutong/シーラーフートン) 今回は王府井大街沿いにある錫拉胡同。 スタートは王府井大街沿いにある東出入り口から。 歩いたのは2023年5月22日。 東出入り口の北側角「北京利生体育商厦」。王府井大街201号 こちらは、東出入り口南側角、北京淘製汇新天購物中心。王府井大街2... 続きをみる
ホテルの近くでの夕食後、寒くも暑くもない夜の中をふらふらと歩いてみた。 昼間の明るいときに見た風景も暗い中で見ると違って見えるから面白い。 写真奥に小高い丘が見える。あそこに教会があるそうだ。 やっぱり読書する人がいた。 この石段を上がって行くと教会。 山頂教堂。 息を切らしながら頂上に辿りつくと... 続きをみる
第287回 胡同回憶・三源胡同(その2) 改訂版 ―附・1930年代・40年代の三元庵にあった日本関係の店舗―
前回からだいぶ間隔があいてしましましたが、今回は前回の続きになっております。おつきあいいただけましたなら嬉しいです。 昔、この旅館に矢印といういたってシンプルな看板の裏側(北側)一帯に「三元庵」という 名のお寺(尼寺)のあったことは前回紹介させていただきました。 かつてあった「三元庵」という寺廟が... 続きをみる
今回は西側の新開路胡同を歩きます。 奥の二階建ては64号。手前は64号-1 こちらは66号院。北向きのため窓が小さめに。 68号院。こちらは北向きのために窓がありません。 70号院。 72号院。 こちらは74号院。北側に窓がありません。 ご覧の通り春聯(門聯)が貼られています。 小さくて見えない... 続きをみる
東京、春の根津神社つつじ苑。 例年ならば「つつじまつり」が開催されてもおかしくない時期なのだそうですが、それが、なんと!! 時節柄「まつり」の諸行事は中止。 でも、肝心の「つつじ苑」は開苑しているということなので、それを知った私の頭の中にはもうそれだけで色とりどりのツツジの花が咲き乱れ、からだはう... 続きをみる
第284回 北京・紅燈幻影 《朱茅胡同》その4ーアヒルのいる風景、2013年の思い出などー
高齢犬を大切に抱えながら散歩中の女性に挨拶して、 穏やかな秋晴れの朱茅胡同をさらに南へ。 同じ一つの玄関の上に門牌が二枚並んで貼られているお宅がありました。 朱茅胡同36号院と38号院が仲良く並んでいます。 胡同付属の案内板などによると、この胡同の36号院と38号院の間の37号院には老生役(※)で... 続きをみる
今回は前回紹介させていただいた胭脂胡同にほど近い万福巷(Wanfuxiang/ワンフーシアン)を歩いてみました。 当日は石頭胡同沿いの東口から入りました(地図は省略です)。 この日はかなりの高温、しかも日差しも強く、道行く女性も冷えた缶ジュースを頬にあてながら歩いていました。 次の写真の右に行くと... 続きをみる
胭脂胡同(YanzhiHutong/イエンヂフートン)。 当日は、珠市口西大街沿いの南口から入ってみました。 写真左手前は緑地帯、右手は駐車場になっています。 南口の東側には晩清の絵師、沈蓉圃「同光十三絶」をもとにして作られたレリーフが飾られていました。 中国の伝統劇に詳しい方はご存知だと思うので... 続きをみる