第306回 北京・紅燈幻影 《蔡家胡同》その2 ―国営蔡家旅館や金昌堂醫院など―
ニャンコとのわかれを惜しみつつ、さらに東方向に進みます。 ほんの少し進むと、蔡家胡同の31号。 玄関脇にこんな箱が設置されていました。 寵物拾便紙・寵物拾便袋 ペット用のトイレットペーパー・ペット用のゴミ袋 遵守社会公徳・依法文明養犬 随取随用・感謝大家投放紙張 寵物便便 及時清理 ペットの便はそ... 続きをみる
第306回 北京・紅燈幻影 《蔡家胡同》その2 ―国営蔡家旅館や金昌堂醫院など―
ニャンコとのわかれを惜しみつつ、さらに東方向に進みます。 ほんの少し進むと、蔡家胡同の31号。 玄関脇にこんな箱が設置されていました。 寵物拾便紙・寵物拾便袋 ペット用のトイレットペーパー・ペット用のゴミ袋 遵守社会公徳・依法文明養犬 随取随用・感謝大家投放紙張 寵物便便 及時清理 ペットの便はそ... 続きをみる
第305回 北京・紅燈幻影 《蔡家胡同》その1―三等妓院(下処)十三軒なり―
今回は蔡家胡同(Caijia Hutong/ツァイジア フートン)におじゃましました。 歩いたのは前回と同じく昨年の2023年の11月20日。 スタートは、煤市街(メイシージエ)沿いにある西出入り口からでした。 写真を撮っていると、なんと、足元に嬉しいお友だちがやってきましたよ。 飼い主さん曰く、... 続きをみる
第304回 北京・紅燈幻影 《博興胡同》その2 ―同善という民間自衛組織があった―
久しぶりの胡同歩きで心地よい緊張感を道連れに歩き始めた博興胡同もあと少しで終点。 下の写真、向かって右に見える玄関は博興胡同13号。 13号院からほんの少し西方向へ行ったところにある二階建ての家。 この二層の建物、昔はいったい何だったの? そんな疑問が一瞬頭の中をよぎったのですが、それはさておき、... 続きをみる
第303回 北京・紅燈幻影 《博興胡同》その1 ―只今妄想増殖中! ここって三等妓楼だったのか―
博興胡同(Boxing Hutong/ボーシンフートン) 北京の繁華街・大柵欄にある博興胡同に行ってきました。 久しぶりの胡同散策ということで、ちょっと緊張している楽しい自分がいました。 胡同を歩いたのは2023年11月20日。 博興胡同と刻まれた牌楼がまぶしい。 当日は牌楼のある,煤市街(メイシ... 続きをみる
秋の短い北京。もうすぐ冬。 京杭運河沿い、緑心公園にくり広げられる秋を楽しんできました。 水鳥たちの姿もあったのですが、望遠なしのケータイということで ・・・残念。 2023年11月3日、冬の到来を間近にひかえた運河古道沿いにて。
第301回 北京・錫拉胡同(後) ―坂西利八郎、東洋拓殖株式会社など―
今回も前回に引き続き、錫拉胡同(Xila Hutong/シーラーフートン)をご覧いただきます。 ゲートを通っていくと「便民店」というシンプルな看板が目に飛び込んできました。 便民店。 コンビニエンス・ストアー。 奥に入っていくと理髪店などがありますが、今回は省略です。 「便民店」の西隣は「金街小巷... 続きをみる
第300回 北京・錫拉胡同(前)―王懿栄・袁世凱・西太后・何思源など―
錫拉胡同(Xila Hutong/シーラーフートン) 今回は王府井大街沿いにある錫拉胡同。 スタートは王府井大街沿いにある東出入り口から。 歩いたのは2023年5月22日。 東出入り口の北側角「北京利生体育商厦」。王府井大街201号 こちらは、東出入り口南側角、北京淘製汇新天購物中心。王府井大街2... 続きをみる
第299回 ぶらり北京―南池子大街・南池子美術館(普渡寺西巷)・東華門大街など(後)
南池子美術館を楽しんだ後、周辺をぶらぶらしてみました。 この辺りには二層の建物の多いことに気付きます。 歩いていると、ワンちゃんとその飼い主さんたちに遭遇。 幸いにも、お宅の中庭を拝見することが出来ました。 帰宅後調べてみると、この辺りは2001年頃に再開発され、その時に上の写真に見るような二層の... 続きをみる
第298回 ぶらり北京―南池子大街・南池子美術館(普渡寺西巷)・東華門大街など(前)
南池子大街沿いに『南池子美術館』という美術館があるというので行ってみました。 よく晴れた日の南池子大街(Nanchizidajie/ナンチーズダージエ)。 2023年6月21日、午前10時ごろ撮影。北から南方向を撮ったもの。 こちらは、南から北方向を撮ったもの。 南池子大街(Nanchizidaj... 続きをみる
第297回 北京・大紗帽胡同 ―附・昔あった日本企業や中国の公寓など―
大紗帽胡同(DASHAMAO HUTNG/ダーシヤーマオフートン) 今回は、王府井大街沿いにある大紗帽胡同(DASHAMAO HUTNG/ダーシヤーマオフートン)、その北側にお付き合いいただきます。 この地図は高徳地図の一部を拝借。 当日は上の地図の赤い矢印の西出入り口から王府井大街沿いの東出入り... 続きをみる
第296回 北京・小紗帽胡同 ―附・昔あった日本企業や店舗など―
小紗帽胡同(Xiaoshamao Hutong/シアオシャーマオ フートン) 現在は王府井西街の一部、かつては小紗帽胡同(Xiaoshamao Hutong/シアオシャーマオ フ ートン)という胡同がありました。 この写真は北京飯店の裏側にある霞公府街から北にのびる王府井西街の一部ですが、かつては... 続きをみる
第295回 北京・霞公府街(増補版) ―附・昔あった日本企業や店舗など―
お知らせ 当記事中の「支那語同学会」についての情報を追加しました。(2023年6月3日) 霞公府街(Xiagonfu jie/シアゴンフジエ) 東京でいえば銀座通りの横町、と言ったところでしょうか。 今回は東長安街沿いにある北京飯店の裏、王府井大街(ワンフージンダージエ)沿いにある霞公府街(Xia... 続きをみる
ホテルの近くでの夕食後、寒くも暑くもない夜の中をふらふらと歩いてみた。 昼間の明るいときに見た風景も暗い中で見ると違って見えるから面白い。 写真奥に小高い丘が見える。あそこに教会があるそうだ。 やっぱり読書する人がいた。 この石段を上がって行くと教会。 山頂教堂。 息を切らしながら頂上に辿りつくと... 続きをみる
かつて北京城内を走っていた有軌電車(路面電車)。 その路面電車をあとにして、さらに歩くと、読書する人。 こういう集中力が欲しい。 さらに進むと、再び懐かしい風景。 「望京街」。 時間をかけて一つ一つの店舗に立ち寄ってみたいところなのですが、今回は写真を撮るだけでした。 こんな看板がありました。 「... 続きをみる
3月に入り、気温もやや上昇、啓蟄も近づき、ジッとしていられなくなった。 なぜか山が見たい。その麓には小さな村があって、小さな川が流れていて、しかも、その川には可愛らしい石橋がかかっている。そんな場所がいい。 2023年の3月5日。万里の長城の一つ、司馬台長城脚下、密雲区古北口古北水鎮にふわふわっと... 続きをみる
第291回 北京・紅燈幻影 《王皮胡同》その4 ―再び、南班と北班、それぞれの妓女たち― 附・ちょいと大柵欄
「我看着 你呢 !」 あなたを見てるよー! 女の子のイラストを見つけた。 場面によって色々な意味をになうフレーズですが、女の子のイラストが貼られていたのは、こちら、王皮胡同39号院。 店舗のようですが、当日はシャッターが下りていました。 わたしも思わずつたない中国語で「我也看着 你呢 !(わたし... 続きをみる
第290回 北京・紅燈幻影 《王皮胡同》その3 ―南班と北班、それぞれの妓女たち―
今回も王皮胡同をご覧いただきます。 一見すると写実的ではありません。 でも、中国には下の絵のような場所が実際にあったりするので言葉を失う。 可愛らしいうしろ姿が静かにわたしを追い抜いていきました。 お出かけのようです。 この愛らしい電動三輪車は「第288回 北京・紅燈幻影 《王皮胡同》その1」で登... 続きをみる
第289回 北京・紅燈幻影 《王皮胡同》その2 ―愛満千家年年好―
胡同を歩いていると門簪(もんさん)の上にお目出度い文字の書かれているのに出会うことがある。こちらは「平安」と書かれた門簪。 門簪にはお目出度い言葉のほかに吉祥を示す植物などが描かれたり彫られたりしていることもあり、この文字や植物模様を見て歩くだけでも楽しい。もちろん、文字や模様に胡同に暮らす人々の... 続きをみる
第288回 北京・紅燈幻影 《王皮胡同》その1 ―胡同で后稷に出遭った。―
王皮胡同(Wangpi Hutong/ワンピーフートン) 当日は糧食店街沿いの東出入り口からスタート。 2023年1月31日のことでした。 下の地図の赤い矢印がスタート地点。 ゴールは、煤市街沿いの西出入り口。 ちなみに王皮胡同の北側にある繁華街、大柵欄の様子は下の写真の如し。 大柵欄街の西口 大... 続きをみる
第287回 胡同回憶・三源胡同(その2) 改訂版 ―附・1930年代・40年代の三元庵にあった日本関係の店舗―
前回からだいぶ間隔があいてしましましたが、今回は前回の続きになっております。おつきあいいただけましたなら嬉しいです。 昔、この旅館に矢印といういたってシンプルな看板の裏側(北側)一帯に「三元庵」という 名のお寺(尼寺)のあったことは前回紹介させていただきました。 かつてあった「三元庵」という寺廟が... 続きをみる
三源胡同(Sanyuan Hutong/サンユェン フートン) 当日は以前ご覧いただいた南八宝胡同沿いの西出入り口より歩いてみました。 地図以外はすべて2018年7月2日撮影。地図は2023年1月撮影。 ※当記事は以前に発表したものの改訂版になっています。 赤色矢印は、南八宝胡同沿いにある三源胡同... 続きをみる
第285回 北京・胡同で迷子になろう。―2023年新年の挨拶―
胡同で迷子になろう!! 「見るまえに跳べ」(オーデン) そんな勇ましいことは口が裂けても絶対に言えない気の小さなわたしが、 「胡同で迷子になろう」 と柄にもなくリキんでみたら 胡同でホントに迷子になった。 でも、そういう時だからなのでしょうか、 心ときめく胡同牌にふと行き会ってしまったのは・・・。... 続きをみる
第284回 北京・紅燈幻影 《朱茅胡同》その4ーアヒルのいる風景、2013年の思い出などー
高齢犬を大切に抱えながら散歩中の女性に挨拶して、 穏やかな秋晴れの朱茅胡同をさらに南へ。 同じ一つの玄関の上に門牌が二枚並んで貼られているお宅がありました。 朱茅胡同36号院と38号院が仲良く並んでいます。 胡同付属の案内板などによると、この胡同の36号院と38号院の間の37号院には老生役(※)で... 続きをみる
第283回 北京・紅燈幻影 《朱茅胡同》その3 ―吉祥結、胡同のアニマルズなど―
おそらく住民の皆さんに可愛がられているのでしょう。初対面のわたしに何の警戒心ももたずに近づいてきて、苦労したけどやっとのことで写真を撮らせてくれたニャンコ。 写真を撮り終わり、 「また遊びに来るね」 と挨拶しながら、立ち上がってズボンの尻についた土ぼこりを払っていると、 たまたまでしょう、ニャンコ... 続きをみる
第282回 北京・紅燈幻影 《朱茅胡同》その2 ―国色天香、暗八仙、厚徳仁壽など―
聚寶茶室と刻まれた朱茅胡同9号院 昔、妓楼だった9号院をうしろ髪をひかれるようにあとにして、まずは南方向正面の風景をカメラに収め、その後朱茅胡同10号院の玄関前に移動。 朱茅胡同10号院の玄関。 玄関の上に、なんと、牡丹の花、そして蝶。 お題は「国色天香(こくしょくてんこう)」。 この四字は牡丹の... 続きをみる
第281回 北京・紅燈幻影 《朱茅胡同》その1 ―龍生九子、妓院名など―
朱茅胡同(ZhumaoHutong/ジュマオフートン) おじゃましたのは、2022年9月下旬のことてした。 当日は、大柵欄西街沿いの北出入り口からのスタート。 道路一部舗装中。 ここ数年の北京(中国)はインフラ整備に注力している感じでしょうか・・・。 名称の移り変わりについて書き出してみました。 ... 続きをみる
第280回 《お知らせ》東京・秋の紅葉ライトアップ ―ひごあかり―
《お知らせ》 東京文京区・肥後細川庭園で「秋の紅葉ライトアップ ―ひごあかり―」が3年ぶりに開催されます。 開催までには、まだ時間がありますが、とり急ぎ告知させていただきました。 東京在住の方、期間中に東京に滞在予定の方でお時間の取れる方はぜひお出かけください。 期間は、2022年11月19日から... 続きをみる
第279回 《寄り道編》秋の肥後細川庭園・静かに、そして激しく燃え立つ秋!
東京滞在中の2020年11月18日、神田川沿いにある肥後細川庭園におじゃましました。 その景色に息を呑み、立ち尽くした秋。 下の写真は神田川とその周辺。 神田川沿いの小徑。 こちらは関口芭蕉庵 残念ながら、当日は閉門中。 念のため、説明板を写しておきました。 「この地は、俳人松尾芭蕉が、延宝5年(... 続きをみる
久しぶりに訪れた北京の胡同(フートン)でしたが、胡同には欠かせない風物詩、胡同植物園が健在で良かったですよ。 素敵な植物園を造園なさっているのは、小力胡同13号院にお住まいの方。 玄関脇を見ると、素敵な額が・・・『和為貴』。 そして、その横を見て「うわあぁぁぁっ!」 なんと、植物園に水族館が併設さ... 続きをみる
およそ3年ぶりに北京の旧花街へ行ってまいりました。 前の晩はまるで遠足前の小学生のように興奮してよく眠れませんでしたよ。 おじゃましたのは、2022年9月下旬。 当日は秋晴れで、北京の胡同はいっそう輝いていました。 小力胡同(Xiaoli Hutong/シアオリーフートン)。 当日は大力胡同(Da... 続きをみる
小報房胡同21号院の洋館の東側、そこには素敵な路地が。 21号院の中庭で見かけた謎の洋館と対面するためにこの路地に入っていくわけですが、 ご覧ください、路地の入り口を・・・。 胸に迫るものがあり、めまいがしましたよ。 わくわく感がたまりません。 入っていきたいと思います。 写真を撮っていると日々学... 続きをみる
小報房胡同(XiaobaofangHutong/シアオバオファンフートン) 清代の乾隆15年(1750)頃に描かれたといわれる北京城の地図――乾隆京城全図を見ると、 当時は「報房胡同」と呼ばれ、その後、頭に「小」がつき「小報房胡同」(たとえば清末・朱一新編纂の『京師坊巷志稿』)となり、その名称が現... 続きをみる
京杭運河の北端、通州の北運河沿いの緑心公園で遊んできました。 暑くもなく、といって寒くもない、2022年9月8日。 春から夏へ、夏から秋へ、そして秋はやがて冬へ・・・。 四季折々の変化を見せてくれる楽しい場所。 黄色味をおびた緑、水の色は深く濃く、高い空が心地よいです。 公園内の櫻花庭院の池。 ハ... 続きをみる
第273回 胡同回憶・南八宝胡同 (附・沸騰する南八宝胡同)
南八宝胡同(Nanbabao Hutong/ナンバーバオ フートン) 蔓性植物のように逞しく壁を這う電線に美しく彩られた南八宝胡同の胡同牌。 撮影2018年5月下旬 当日は、蘇州胡同沿いの北出入り口からのスタートでした。撮影は上と同じく2018年5月下旬。 南端は船板胡同沿いになっています。 前方... 続きをみる
自粛緩和して、久しぶりに通州の胡同におじゃました。 久しぶりなので手が震えた。 久しぶりに再会したストリートアート。柄にもなく目頭が熱くなってしまった。 この花も健在だった。再会できてよかったよ。 立ち昇る怪しい雲。 以前、胡同の灯りはもっとしっとりとしていたような・・・。 左側に写っているのは清... 続きをみる
第271回 胡同回憶・蘇州胡同(その5) 附・終戦期の北京一景
いよいよ蘇州胡同も残りわずか。 今回もいろいろなお宝に出会えますように・・・。 こちらは蘇州胡同52号 東隣に移動すると、看板が玄関内に置かれているのか妙に気になってしまった謎の「旅館」。これでは通りから見えづらいんじゃない? その名称のあまりのシンプルさも気になってしかたがない「旅館」という看板... 続きをみる
第270回 胡同回憶・蘇州胡同(その4) 附・終戦期の北京一景
前回は昔、七賢里と呼ばれた胡同やその出入り口の前にある路地におじゃましました。 今回は、さらに東方向に進みます。 いつごろから採用されているのか分からないのですが、見るたびになぜか懐かしさがこみあげて来るトイレの看板。 そんなトイレの看板の前にあるのは、「中共蘇州社区委員会・蘇州社区居民委員会」 ... 続きをみる
昔、七賢里と呼ばれ、現在は蘇州胡同の一部になっている路地。 ここには以前から興味を持っていた洋館があるのですが、この路地の住民のお一人によると、この路地の西側の家並みを探索すると、問題の洋館に接近できるとのこと。 こちらは蘇州胡同97号。 東側もご覧ください。 いい表情してます。 西側に戻ると、な... 続きをみる
今回は前回簡単に紹介させていただいた、かつて延壽庵と呼ばれていた胡同から歩き始めます。 歩いて行くと東側にアパートの出入り口があるのですが、ここは蘇州胡同101号。 中に入ると年季の入った管理人室。 この管理人室の脇には、手作り感タップリのいい雰囲気の札がさがっていました。 撮影が今から4年ほど前... 続きをみる
蘇州胡同(SuzhouHutong/スウジョウフートン) 崇文門内大街沿いの蘇州胡同の西出入口に入って少し歩き、突き当りを左折、そしてさらに少し歩いた右側には石碑のような立派な案内板が置かれていました。2018年11月下旬。 テラス付きのこんな洋館が蘇州胡同にはあったわけで、この先どんな出会いがあ... 続きをみる
今回は西側の新開路胡同を歩きます。 奥の二階建ては64号。手前は64号-1 こちらは66号院。北向きのため窓が小さめに。 68号院。こちらは北向きのために窓がありません。 70号院。 72号院。 こちらは74号院。北側に窓がありません。 ご覧の通り春聯(門聯)が貼られています。 小さくて見えない... 続きをみる
新開路胡同(XinkailuHutong/シンカイルーフートン) 新開路胡同におじゃましたのは、2017年5月下旬。 この胡同は:当時、明陽国際中心というオフィスビルを間にはさむかたちで東西二本に分かれていて、当日は東側の東端からスタートしました。 地図① 青色の点線部が東側の新開路胡同で、当日ス... 続きをみる
福州館街(Fuzhouguanjie/フーヂョウグアンジエ) 藩家胡同につづいて福州館街を歩きました。2014年10月下旬。 再開発のため取り壊し中ということで住民の姿をほとんど見かけることのなかった米市胡同、保安寺街、そしてやはり同じ状態だった藩家胡同と歩いて来たわけですが、だからこそでしょうか... 続きをみる
藩家胡同(PanjiaHutong/パンジアフートン) 保安寺街につづけて藩家胡同におじゃましました。 2014年10月下旬。 下の写真の右側の建物に「1号 藩家胡同臨建」という住所表示が貼られていました。 正式の「1号院」ではありませんがスタートはここから。 上の写真「1号 藩家胡同臨建」という... 続きをみる
1939年(昭和14年)2月1日中央通信が放送した分の情報は真実かそれとも虚偽か、そんな疑惑を抱きながら呉佩孚について更に調べていると次の記録に遭遇してしまった。 ・・・・・ 便宜上まずその前半部をご覧いただきます。原文は漢字とカタカナですが、ここでは読み易さを考慮してカタカナを平仮名に直していま... 続きをみる
長期化した日中戦争、そんな折和平救国のため綏靖委員会の委員長に就任した呉佩孚。その後の呉のことが気になって調べてみると、なんと 前回紹介させていただいた和平救国会や綏靖委員会の設立などのことごとくがいわゆる「謀略」だったことが判明。そこで今回はその「謀略」記録を三点取り上げてみました。これら三点の... 続きをみる
こんにちは。 いつも当ブログにお付き合いいただきまして有難うございます。 今回は、呉佩孚の「綏靖(すいせい)委員長就任」から唐突に顔を出す「逝去記事」までの流れを追いかけてみました。 内容は、不本意ながら話題が戦争関係という、カタく、しかも、重い内容になっております。が、呉佩孚について語る場合、ど... 続きをみる
今から8年ほど前の2014年の10月中旬、地元の胡同に暮らしている中国の知人からたまたまこんな情報がありました。 「保安寺街、今も取り壊し中だけど、呉佩孚(ごはいふ)が暮らしていた旧居は壊されずに残っているんじゃないかな。」 保安寺街に呉佩孚が暮らしていた? 呉佩孚とは北洋軍閥の一人ですが、... 続きをみる
康有為故居(南海会館)の見学後、気持ちが落ち着き周囲の状況をやや冷静に眺めることが出来るようになっていたようで、まだ営業中の店舗やこれから取り壊されるであろう家屋の写真を数枚ですが撮ることが出来ました。 下の写真に写っているのは、営業中の食堂です。この食堂からこの周囲にはまだ立ち退いていない住民、... 続きをみる
米市胡同(Mishi Hutong/ミーシフートン)。 明の時代、米糧を扱う市場があり、米市口と呼ばれる。 次の清の時代、米市胡同になり、現代までその名称が使われていました。 胡同会のメンバー(私をいれ)4人で米市胡同にお邪魔したのは2012年8月26日のこと。 集合場所は地下鉄4号線「菜市口駅C... 続きをみる
東京、春の根津神社つつじ苑。 例年ならば「つつじまつり」が開催されてもおかしくない時期なのだそうですが、それが、なんと!! 時節柄「まつり」の諸行事は中止。 でも、肝心の「つつじ苑」は開苑しているということなので、それを知った私の頭の中にはもうそれだけで色とりどりのツツジの花が咲き乱れ、からだはう... 続きをみる
通州の繁華なストリートのひとつ、新華東街に行ってみた。 次の写真奥の高層ビルはヒルトンホテル、手前の低層ビルは北京北投愛琴購物公園という商業施設。このビルは東京滞在中に完成したようだ。私が今回目指しているのはこのビルの中。 東京滞在中に通州は変わった。いや、変わったというより正確には「只今通州熱烈... 続きをみる
第254回 北京通州の新人気スポット・早春の櫻花庭院とその付近
京杭運河沿い、より具体的には通州北運河沿いの緑心公園にある“櫻花庭院とその付近”。 東京に滞在中の私は知らなかったけれど、ここは2020年9月下旬に開園した、まだ出来立てほやほやの公園だ。 ここは北京の新たな人気スポット!! (一体誰がそう言ってるんだ!?) ここを見ずして... 続きをみる
北京に戻ってきて驚いたことが幾つもあった。その一つが前よりも「JC・JKファッション」を身に着けた女の子の数が増えていたこと。 近所のショッピングセンターのショウウィンドウにも・・・ 近所のスーパー内にある雑貨屋さんにも・・・ 楽しい、うれしい、私も欲しい!! と、いうことで、私も買ってしまった。... 続きをみる
夜の上野アメ横界隈。2021年1月16日。 人の往来が多かった。 活気があって嬉しい、でも、時節柄、どうなの? そんな複雑な気持ちだった。 仕事帰りの人たちで賑わっていた。 時計の針がまだ午後5時をほんの少し回ったばかりなのに、 居酒屋の屋外席には、男女に関わらずすでに出来上がっているグループが... 続きをみる
(今回は予定を变更して目黒川の桜をご覧いただきます。) 2020年2月上旬から21年10月上旬まで東京に滞在した。その間にマスク着用、手洗いがすっかり身に付いた。 でも残念ながら習慣化しなかったこともあった。不要不急の外出を控えることがそれだ。 湯島天神の梅は咲いたかなぁ、、、とか、小石川植物園の... 続きをみる
第250回《寄り道編》浅草寺(後)名和靖「通俗教育昆虫館」に入ってみたかったよ!
東京滞在中、ライトアップされた浅草寺をはじめて体験した。自粛生活を送っていたためもあり、感激もひとしおだった。 感激したといえば、今回、浅草寺を訪れたことをきっかけとして、昔、メリー·ゴー·ラウンドがあったという“木馬館”をめぐる新たな收穫のあったこともうれしい。 たとえば、現在、1階は浪曲の定席... 続きをみる
第249回《寄り道编》浅草寺(中) 松井源水や永井兵助に会いたい。
舞台は浅草·奥山。 浅草寺のHP『浅草寺を知る』(https://www.senso-ji/about/)を見ると次のようにある。 “見世物小屋が立ち並ぶ観音堂の北西は「奥山」と呼ばれ、松井源水の曲独楽、深井志道軒の辻講釈、長井兵助の居合抜、柳川一蝶斎の手妻(奇術)など数数の興行が参詣人を喜ばせた... 続きをみる
第248回《寄り道編》浅草寺(前)·麗しきキツネに出会った。
2020年2月上旬から21年10月上旬まで東京に滞在した。その間にマスク着用,手洗いがすっかり身に付いた。 テレビニュースで人出の激減している東京の観光地を紹介していた。たとえば浅草の仲見世。例年ならば多くの観光客であふれ活気ある場所だが、テレビ画面から眼に飛び込んできたのは、人の往来の少ない、ひ... 続きをみる
青風巷(Qingfengxiang/チンフォンシァン)」。 現在、東は青風夹道から、西は朱茅胡同までとされる青風巷が、今の名前になったのは1965年の地名整頓時からのことでした。 では、それ以前はどのような名前であったのか。 たとえば民国期の地図を見ると、当時この胡同が二つ、あるいは三つの地名に分... 続きをみる
細い路地がうねうねとつづく青風夹道。 前回は、ここにかつて火神廟があり、火神廟が火災予防のための廟宇であったことについて書きました。 今回はまず、やはり火災と関係の深い、旧北京に存在した、民間の自衛組織・結社の一端に触れてみました。 【旧北京における自衛組織】 その名称は、たとえば公議水会、同善水... 続きをみる
今回ご覧いただきますのは「青風夹道(Qingfeng jiadao/チンフォンジアダオ)」。 当日は大柵欄西街沿い小力胡同内の東出入口から入りました。 胡同内に取り付けられた案内板や胡同関係の本によりますと、この胡同の名称は清の時代「火神廟夹道」。胡同内に「火神廟」があっ たのがその由来になってい... 続きをみる
朱家胡同南端から東方向を見た景色。 炎のような赤い花 サルビア。 サルビアの蔭にちょこんと置かれた幼児用の二足の小さな靴。 サルビアの花言葉。 家族愛、燃ゆる思い、知恵、全て良し。 少し南へ行くと気になる建物がありました。 こちらは朱家胡同16号院。 玄関内をほんの少し行ったところで右手に突然階段... 続きをみる
今回は朱家胡同(ZhujiaHutong/ヂュージアフートン)におじゃましました。 当日は、大柵欄西街沿いにある北出入口から入りました。 朱家胡同は、かつては二つの地名に分かれていました。 明の時代、朱家胡同と留守衛営。 清の時代、朱家胡同と留守尉。 民国期から1965年の地名整頓時まで、朱家胡同... 続きをみる
可愛らしいバイクを後にさらに進みます。 こちらは韓家胡同50号院。 今回、どうしても内部を拝見したいお宅が数軒ありました。そのうちの一軒が、次の写真の韓家胡同31号院。 なぜかなかなか拝見する機会が得られなかったのですが、今回幸いにも住民の方にたまたまお会いすることができ、許可を得て内部を見学する... 続きをみる
次の写真は西側から見た20号院。 この建物の正面には、北方向へ走る胡同があります。 名前は、大外廊営胡同。 この道を北方向に行くと鉄樹斜街という胡同に辿りつくんですが、今回はさらに話しを先に進め、大外廊営胡同は回を改めて紹介させていただきます。 さてさて、20号院から西方向すぐのところには、昔妓院... 続きをみる
今回は韓家胡同(HanjiaHutong/ハンジァフートン)におじゃましました。 次の写真は陝西巷(シャンシイシャン)沿いにある東出入口から西方向を撮ったもの。 写真を撮っていると、ツアー会社の旗を手にしたガイドさんを先頭に観光客のみなさんがわんさかやってまいりました。 わぁぁぁ、すごいなぁ。 こ... 続きをみる
今回は百順胡同の西端から北方向にのびる小百順胡同(XiaobaishunHutong/シアオバイシュンフートン)におじゃましました。 写真は百順胡同の西端から北方向を撮ったもの。 写真正面奥を横切るのは韓家胡同です。 三輪車による胡同巡りを営んでいる方がおられるようです。 三輪車にお客を乗せての胡... 続きをみる
さらに西方向へ進むと、玄関両脇に縦長の大きな石が置かれたお宅がありました。 この飾りの施された大きな石はなんでしょうか。 「これは何だろうな?」 と、手で触れたり、叩いてみたりしたのですが、わかりません。 道行く人に訊いてみました。 その中には、居民委員会の事務所にいらっしゃった方もいたにはいたの... 続きをみる
日本占領下、日本の妓院だったのでは、といわれる18号院をあとにすると、久しぶりに41号院。 41号院とは4年ぶりの再会。 当時は外壁にタイルなども貼られていなかったし、門扉やその周辺も現在とは違っていた。 当時、玄関上部に五つ星が貼られていた。 しかし、現在はどうかわからなかった。 伝統的な門扉と... 続きをみる
今回は、東壁营胡同と西壁营胡同の一本北側にある「百順胡同(BaishunHutong/バイシュンフートン)におじゃましました。 歩き始めたのは陕西巷沿いにある東口から。 明の時代は「柏樹胡同(バイシュウフートン)」。陕西巷附近に多くの柏樹があったのがその名の由来だそうです。 ちなみに、日本で「かし... 続きをみる
西壁营胡同(XibiyingHutong/シービーインフートン)。 当日は胭脂胡同沿いの東口からおじゃましました。 というより、この胡同はここからしか入れないのです。 日本風に表現すれば「ぬけられません」。 そうなんです、この胡同は、西の端が袋小路になっているのです。 と、いうことで早速歩いてみた... 続きをみる
今回は東壁营胡同(DongbiyingHutong/ドンビーインフートン)におじゃましました。 当日は、陕西巷(Shanxixiang/シャンシーシアン)沿いにある東口から。 西端の胭脂胡同(YanzhiHutong/イエンヂフートン)まで続く東壁营胡同。 一歩この胡同に足を踏み入れると、決して広... 続きをみる
今回は前回紹介させていただいた胭脂胡同にほど近い万福巷(Wanfuxiang/ワンフーシアン)を歩いてみました。 当日は石頭胡同沿いの東口から入りました(地図は省略です)。 この日はかなりの高温、しかも日差しも強く、道行く女性も冷えた缶ジュースを頬にあてながら歩いていました。 次の写真の右に行くと... 続きをみる
胭脂胡同(YanzhiHutong/イエンヂフートン)。 当日は、珠市口西大街沿いの南口から入ってみました。 写真左手前は緑地帯、右手は駐車場になっています。 南口の東側には晩清の絵師、沈蓉圃「同光十三絶」をもとにして作られたレリーフが飾られていました。 中国の伝統劇に詳しい方はご存知だと思うので... 続きをみる